minowa・座・garden

2016 改修・改築

神奈川県愛甲郡愛川町にある特別養護老人ホーム「ミノワホーム」における外構の改修。このミノワホームは、これまで敷地境界上の目線ほどの長い塀によって、地域の中にありながら少し隠された存在であった。その塀は本当に必要なのか?これから高齢化を迎えるにあたり、もっと地域の人々とともに生き、助け合う環境は作れないのだろうか?そんな問いから立脚したこのプロジェクトでは、まず境界上の塀を破壊し、ミノワホームの外壁面から歩道と車道の境界までを一つの庭空間と考え、その中心に新たなる芯線を引くことを考えた。その芯線上に、食事を10人ほどで囲めるデッキとパーゴラの設えられた“座・ダイニング”、災害時には炊き出しを可能とする“座・かまど”、草花を囲って座れる“座・花壇”、エントランスに近い居場所となる東屋のような空間“座・あずま”、車椅子もしくは立ったままで畑いじりができる“座・ファーム”を並べた。お年寄りのみならず、地域の子供や若者の集う庭空間となっている。

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所在地:神奈川県愛甲郡愛川町
施工:大野土建株式会社、長島緑園土木
主要用途:座れる庭・畑
改修施工面積:[第一期]254㎡
構造:鉄骨(パーゴラ)、組積(花壇)ほか。
構造設計:鈴木啓(ASA)
造園設計・施工:徳光充子(TOKUZO)
家具製作協力:内沼育也、島村慎一、三浦万里奈、森優海、吉村菜摘 (日本工業大学金野研究室)、葛西幸一(日本工業大学)
竣工:2016年10月
写真:t e c o