VNC

2016 展示

「縁」というテーマで召喚された12作品は、一定敷地において技術や知恵を統合するという建築の性格を踏まえながら、いずれもその領域を拡張し、周縁の地域や人々、経済、文化や歴史へと触手を伸ばし、関係性を新しく構築する実践である。日本館の展示においては、建築の骨格である壁柱が本展示の3つのテーマ「人の縁」「モノの縁」「地域の縁」の軸を成し、そこから梁空間が広がるごとく、12作品が壁柱周縁へと配される。 個々の作品により提示される「縁」に加え、作品が互いにその輪郭を重ね、関係付けられることで新たな「縁」が生まれる。一方、日本館の魅力のひとつでもある外構を含めたピロティ空間では、高低差を生かしたアプローチ、種々の樹木や植栽、卍配置の壁柱などによる既存の関係を読み解き、新たに移ろう光や緑の情景を映し出すスクリーンと、人びとの居場所となるしつらえを挿入することで、訪れる人々のふるまいを紡ぐ「縁」を体感する場とした。

15_07_VNC_006_in_1--- 15_07_VNC_007_in_2--- 15_07_VNC_008_DSC04619_Kazuhiro ISHIYAMA--no.003

15_07_VNC_009_DSC04532_Kazuhiro ISHIYAMA--no.004

15_07_VNC_010_IMG_0915- 15_07_VNC_011_3404_Anna NAGAI-

no.006

15_07_VNC_012_3731_Anna NAGAI-no.007

15_07_VNC_013_3737_Anna NAGAI-no.008

15_07_VNC_014_pilo_IMG_0897-15_07_VNC_001_inside2-  15_07_VNC_003_outside1-15_07_VNC_005_model1-

15_07_VNC_005_model2-

15_07_VNC_005_model3-

設計: t e c o
協力:日本工業大学金野研究室+吉村研究室
所在地:イタリア ヴェネチア
イベント:第15回ヴェネチアビエンナーレ
     国際建築展 各国パヴィリオン展示
会期:2016.05.28. - 2015.11.27.
原設計:吉阪隆正+ U研究室
竣工年:1956年
写真クレジット(no.003・004):Kazuhiro ISHIYAMA / (no.006 - 008):Anna NAGAI